この記事で解決できる悩み
- ブログのサイトマップってなに?
- 作ったほうがいいの?
- 作り方を教えてほしい

この記事ではそんなお悩みを解決できる
「WordPressブログでサイトマップを作成する方法」をまとめています。

本記事の内容
- サイトマップってなに?⇨サイトの全体像マップを作る
- サイトマップの簡単な作り方と設定方法⇨プラグインでかんたん作成
本記事の信頼性

こんにちは! スドウユウキ(@yuupon1106Z)です。
ブログを作ったら最初にやっておきたい設定としてサイトマップがあります。
サイトマップとは、「サイト内のページリンクをまとめたもの」で言葉の如く、サイトのどこに何が書いてあるか分かる地図です。
ブログやサイトのヘッダー(サイト上)やフッダー(サイト下)で見かけることが多いと思います。
サイトマップが必要な理由として、
あなたのブログを訪れたクローラーと呼ばれるロボットとユーザー(読者)が「このブログにはどんなコンテンツ(記事)があるのかな?」と探す際に分かりやすくするためです。
※クローラー:サイトを巡回してブログやウェブサイトの情報収集をするロボット(検索エンジン)
要するに、サイトマップがあるとブログの利便性が上がります。
それだけではなく、ブログの回遊性を高めることができるので、検索順位(SEO)に影響を与えます。
本記事を読むと、サイトマップについて完全に理解でき、なおかつ、サイトマップをかんたんに作ることができるので最後までご覧ください!
それでは、解説を始めていきます。
サイトマップってなに?=サイトの全体図を作る

冒頭でも説明しましたが、
サイトマップとは、サイト内のページリンクをまとめたものでクローラーというロボットとユーザー(読者)に対して、ブログの回遊性を高めるために作成をします。
サイトマップは2種類ある
サイトマップは2種類あります。
- XMLサイトマップ
クローラー向けの地図(検索エンジンにコンテンツを認識してもらう)⇨SEO対策 - HTMLサイトマップ:
ユーザー(読者)向けの地図(ユーザーにどんなコンテンツがあるのか認識してもらう)⇨利便性向上
クローラーやユーザーなど相手が読み取りやすい形式の地図にします。
- XMLサイトマップ
- HTMLサイトマップ
それぞれをより詳しく解説していきます。
XMLサイトマップのメリットと必要性
XMLサイトマップ:クローラー向けの地図(検索エンジンにコンテンツを認識してもらう)
ブログ内の全記事URLをまとめて、XMLという形式のファイルを作ります。
これが、XMLサイトマップです。

各ファイルを見ていくと記事のURLや優先度、更新頻度、最終更新日が記載されています。
このマップを検索エンジン側に送ります。
そうすることで、クローラーに認識してもらうことができます。
XMLサイトマップを送るメリットとしては、次の2つです。
- 新規・更新ページを早くクローラーに知ってもらえる
- クローラーの対象から漏れたコンテンツを知らせる
サイトマップによって、コンテンツを漏れなく認識してもらえるので検索順位(SEO)に影響してきます。
次にXMLサイトマップの必要かどうかについてはGoogleより引用しますと
次の場合にサイトマップが必要になることがあります。
・サイトのサイズが非常に大きい。
・サイトにどこからもリンクされていない、または適切にリンクされていないコンテンツ ページのアーカイブが大量にある。
・サイトが新しく、外部からのリンクが少ない。
・サイトに動画や画像などのリッチメディア コンテンツが多数含まれている、またはサイトが Google ニュースに表示されている。
引用:サイトマップについて
上記のサイトのコンテンツは、クローラーの対象から漏れる可能性があります。
ブログを始めたばかりの方は、上記に該当するのでサイトマップを作りましょう。
簡単にできますので、ご心配なく!

HTMLサイトマップのメリットと必要性
続いて、HTMLサイトマップです。
HTMLマップ:ユーザー(読者)向けの地図(ユーザーにどんなコンテンツがあるのか認識してもらう)
こちらは、XMLサイトマップとは違い、ユーザー(読者)に向けたものなので、自分のブログページに設置します。
当ブログではこのように設置しています。

HTMLマップを設置するメリットとしては、3つあります。
- 目的のコンテンツを見つけやすい(離脱の回避)
- 色んなコンテンツを見てもらえる(回遊性)
- 自分がどんなコンテンツを作ったのか把握できる(コンテンツ管理)
ユーザーの利便性の向上はもちろんのこと、
記事数が増えると、書いた記事を把握しづらくなるので、サイトマップがあると全体像を把握できるという自分にもメリットがあります。
HTMLサイトマップは、ユーザー(読者)が見るものなので、基本的には設置したほうがいいです。
それでは、2種類のサイトマップの作り方を解説していきます。
サイトマップの作り方と設定方法⇨プラグインでかんたん作成

サイトマップは、WordPressのプラグインを使えば、簡単に作ることができます。
「XMLサイトマップ」と「HTMLサイトマップ」それぞれが簡単に作れるプラグインを紹介していきます。
XMLサイトマップの作り方(プラグイン:XML Sitemaps)
XMLサイトマップは、「XML Sitemaps」というプラグインで作成できます。
こちらのプラグインは定番でほとんどの方が使っているので、こちらを使えば大丈夫です。
XMLサイトマップは作成して終わりではありません。
作成したXMLサイトマップを検索エンジン側に伝える必要があります。
そこまでを手順ごとに解説していきます。
手順としては次のとおりです。
XMLサイトマップの作成と送信方法
- プラグインをインストール・有効化
- プラグイン:XML Sitemapsの設定
- 「Google Search Console」にログイン
- サイトマップを選択して「sitemap.xml」を送信する
それでは、ひとつずつ解説していきます。
1.プラグインをインストール・有効化
(1)WordPressの管理画面にログインしたらメニュー欄より「プラグイン」>「新規追加」をクリックします。
(2)つづいて、検索窓に「xml sitemap」と入力します。
(3)検索が完了したら、下にスクロールして、「XML Sitemaps」というプラグインを探してください。
(4)そしたら、「今すぐインストール」をクリックしてプラグインをインストールします。
(5)インストールが完了すると、「有効化」が表示されるので、クリックしてプラグインを有効にします。
これでインストールは完了です。

2.プラグイン:XML Sitemapsの設定
プラグインには設定が必要ですので、やっていきます。
ちなみにですが、プラグインを有効化した時点で、XMLサイトマップはこちらにあります。

(1)プラグインを有効化したあと、WordPress管理画面にもどり、メニュー欄の「設定」>「XML-Sitemap」をクリックします。

(2)「XML-Sitemap」の基本的な設定項目より、「HTML形式でのサイトマップを含める」のチェックを外します。
※XML形式のサイトマップを送信するので、HTML形式でのサイトマップは必要ないです。

(3)ほかの項目も変更する必要がありますので、変更します。(写真と同じように設定してください。変更不要なところは除外しています。)
変更したら「設定を更新」を忘れずにクリックしましょう。



これで設定は終わりです。
3.「Google Search Console」にログインする
XMLサイトマップができたら、検索エンジンにサイトマップを登録します。
利用するのは、「Google Search Console」通称「サチコ」です。
サチコは、サイトマップ以外にも、
- クリック率や表示順位などの検索パフォーマンス
- 記事のエラーやクロール状況などのサイトの状態
- 個別の記事を認識させることもできる
などを見ることができる重要なツールです。
(1)「Google Search Console」にアクセスします。
(2)ブログURLを入力して続行すると認証画面が表示されます。
(3)確認方法を選択し、確認が完了するとログインできるようになります。
認証の方法
Googleアナリティクスを利用している場合は、Googleアナリティクスで認証するのがもっとも簡単です。
もし利用していない場合は、HTMLファイルをアップロードする方法が簡単です。
Googleが指定したHTMLファイルをあなたのブログがあるサーバーにアップロードしてGoogleがHTMLファイルを確認できれば認証完了です。
HTMLファイルのアップロード方法については、契約しているレンタルサーバーにご確認ください。
Google公式サイトにも、情報が載っているので、参考にしてみて下さい。(サイトの所有権に関して)


4.サイトマップを選択して「sitemap.xml」を送信する
(1)下の画面のように「サイトマップ」>「sitemap.xmlを入力」>「送信」>「成功しました」までを実行します。
これでXMLサイトマップが定期的にGoogleに送信されるようになりました。

HTMLサイトマップの作り方(プラグイン: PS Auto Sitemap)
HTMLサイトマップは、「PS Auto Sitemap」というプラグインで作成します。
こちらも定番のプラグインです。
HTMLサイトマップは、固定ページにリンクを貼ればプラグインによって自動作成してくれるのでとても簡単です。
手順はこちらです。
HTMLサイトマップの作成と表示方法
- プラグインをインストール・有効化
- 固定ページ(サイトマップ)の作成
- プラグインの設定
- 固定ページ(サイトマップ)の表示
1.プラグインをインストール・有効化
(1)WordPressの管理画面にログインしたらメニュー欄より「プラグイン」>「新規追加」をクリックします。
(2)つづいて、検索窓に「ps auto sitemap」と入力します。
(3)検索が完了したら、「PS Auto Sitemap」というプラグインを探してください。
(4)「今すぐインストール」をクリックしてプラグインをインストールします。
(5)インストールが完了すると、「有効化」が表示されるので、クリックしてプラグインを有効にします。
これでインストールは完了です。

2.固定ページ(サイトマップ)の作成
先に固定ページにサイトマップ用のページを作成します。
(1)新規の固定ページを作成したら、「タイトル(サイトマップ」を入力します。
(2)ショートコードのブロックを追加し、「<!-- SITEMAP CONTENT REPLACE POINT -->
」を入力します。
(3)パーマリンクも設定します。
(4)サイトマップのページを公開します。
(5)アドレスバーの「post」のあとの番号(記事ID)をメモしておきます。

3.プラグインの設定
(1)メニュー欄の「設定」>「PS Auto Sitemap」をクリックします。
(2)下のように設定をします。(記事IDにはさきほどメモした番号を入れます)
(3)「変更を保存」をクリックして完了です。
これで、サイトマップが作れました。

4.固定ページ(サイトマップ)の表示
最後は、トップページからサイトマップへのリンクを作ります。(写真参照)
(1)メニュー名(例:フッターナビ)をつける。
(2)サイトマップにチェックを入れる。
(3)「メニューに追加」をクリックする。
(4)「フッターメニュー」にチェックを入れる。(必要ならスマホも)
(5)「メニューを保存」をクリックして保存する。
これで、トップページのフッター部分にサイトマップへのリンクができました。
以上が、HTMLサイトマップの作成から設置までの手順でした。

まとめ:すぐにサイトマップを設置しましょう

本記事では、「サイトマップの基礎からXML,HTMLサイトマップの作成・設置まで」を解説しました。
サイトマップはクローラーやユーザーにとって自分のブログを認識してもらえる必要なものです。
- XMLサイトマップ
クローラー向けの地図(検索エンジンにコンテンツを認識してもらう)⇨SEO対策 - HTMLサイトマップ:
ユーザー(読者)向けの地図(ユーザーにどんなコンテンツがあるのか認識してもらう)⇨利便性向上
簡単に作成できますので、ぜひやってみてください。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
それでは、また。