この記事で解決できる悩み
- 仕事のムダをなくす方法が知りたい
- ムダな仕事ばかりで疲れた・・・
- 生産性を上げたい!

そんなお悩みを本記事で解決します!

「働き方改革」「イノベーション」「生産性向上」仕事をしているとよく耳にする言葉ではありませんか?
新型コロナウイルスにより、リモートワークなど働き方が大きく変わったところも多いと思います。
ですが一方では、まだまだ、「ルールだから」と昔からの変わらないやり方で仕事をしているところも多いのではないでしょうか。
それだと、仕事しているつもりがムダな仕事ばかりで"仕事ごっこ"になっているかもしれません。
本記事では、あなたの職場に潜む「ムダになっている仕事」や「無駄のなくしかた」「やめる仕事の考え方」など解決方法を、沢渡あまねさんの著書 「仕事ごっこ ~その“あたりまえ"、いまどき必要ですか?」 を参考に解説していきます。
ムダになっている仕事「仕事ごっこ」とは?

ポイント
仕事ごっことは?⇨職場に存在するムダなルールや慣習
仕事ごっこの定義について 「仕事ごっこ ~その“あたりまえ"、いまどき必要ですか?」では、次のように説明しています。
・生まれた当初は合理性があったものの、時代や環境や価値観の変化、および技術の進化にともない、生産性やモチベーションのあしをひっぱる厄介者と化した仕事や慣習。
・コラボレーション、ひいてはその組織と
そこで働く人の健全な成長を邪魔する形骸化した仕事や慣習。あるいは、仕事のための仕事。
仕事をしていると、会社のルールや仕事内容で
- このルールは本当に必要なのかな?
- なければ仕事が楽になるのに・・・
- この仕事のやり方ってこれでいいの?
ってこと、ありますよね。
なぜ、このやり方をしているのか?理由を尋ねた時
「昔からそうなっているから」
「理由は判らない」
と答えられる事があり、明確な理由がないこともあります。
こういった思考停滞した仕事や慣習が、"仕事ごっこ"となっています。
この"仕事ごっこ"が存在し続けると、次のような弊害があります。
- コラボレーションを阻害
- 成長機会の損失
コラボレーションを阻害
これからの時代、少子高齢化による労働力不足で自社や自部署以外の社外の力を借りたコラボレーションが必要になっていきます。
スピードが大事な時代。企業が存続し続けるには、いちはやく成果を出す必要があります。
"仕事ごっこ"で余計な仕事があると意思決定や行動のスピードは下がります。
意思決定や行動のスピードが遅い相手とは、一緒に仕事はしたくないはずです。
"仕事ごっこ"まみれだと、誰からも相手にされなくなってしまうのです。
成長機会の損失
人生100年時代、生涯に渡り、働くことが必要な時代になりつつあります。
"仕事ごっこ"では、何も成長しません。
無駄に時間を過ごしていくだけです。
"仕事ごっこ"ばかりやってきた生産性の低い人を雇ってくれる会社はあるのでしょうか?
"仕事ごっこ"の時間が無くなれば、新しい仕事に挑戦したり、スキルアップをしたり、成長機会を増やすことができます。
時代は変化し、価値観は変わります!
時代についていかなければ、時代遅れの厄介者になります。
常に正しく最新の情報をアップデートしていく必要があります!
ムダな仕事①⇒資料作成・会議のムダ

資料作成や会議・ミーティングも"仕事ごっこ"の典型です。
本書では改善事例として、3つ紹介しています。
(1)所詮社内運動
とある中小企業で行っている取り組みで、
「社内でしか使わない資料は、体裁を気にせず、手書きメモでも、テキストファイルの箇条書きでもOK」というものです。
この取り組みにより、正しく手を抜く文化が定着しつつあるそうです。
資料作成って、終わりがないですよね。
客先へのプレゼン資料ならまだしも、社内の上司に見せる資料でも、資料を上司に理解してもらう為に、スライドの色やグラフの配置など、見栄えや見せ方を気にして、時間を掛けて凝って作る人も多いはず。
もちろん、内容を理解してもらう必要はありますが、所詮社内です。
資料は、説明の補助なので、口頭で説明できれば、テキストの箇条書きでもいいです。
資料に頼るのではなく、端的に口頭で説明して理解してもらう方が効率的ですし、いろんな仕事で活かせるスキルだと思います。
資料は、かかった時間が資料のコストになります。
コスパのいい資料を作りましょう。
(2)資料裁判
日報、週報、定例会議資料、定期報告資料など、定例業務で作る資料は、規模が大きい企業ほど多いです。
とある企業のある部門では、年1回「資料裁判」を行っています。
定例資料をリストアップし、1つ1つ判断します。
資料作成をやめる、作成頻度を減らす、資料を簡易化する、作成を自動化するなど裁判していきます。
"仕事ごっこ"を無くすには、「やめることを決める」が重要です。
(3)会議裁判
新型コロナウイルスでテレワークが拡大し、在宅勤務も増えました。
そして、会議はWeb会議になりました。
しかし、Web会議になったおかげで、逆に、会議の回数・時間が増えたという声もあります。
パーソル総合研究所によると、ムダな社内会議は、会議全体の2~3割あるそうです。
ムダな会議時間を損失に置き換えると、1万人規模の会社では、約15億円もの損失になっているという調査結果が出ています。
情報参考元:パーソル総合研究所、無駄な社内会議による企業の損失額を算出従業員1万人規模で年間15億円、1500人規模で年間2億円の損失
会議も同じく、仕分けをしたほうがいいですね。
- 会議をやめる
- 頻度を減らす
- リモートでやる
- 参加人数を減らす
など会議の必要性を考えて、なるべくムダを減らしましょう。
仕事のムダ②⇒ビジネスマナーのムダ

会社で働いてると、
なんでそんなことするの?
理由が分からない!
という、どうでもいいビジネスマナーってよくありますよね。
そんな残念ビジネスマナー10選を紹介します。
- メールを送ったら、すぐ相手に確認の電話を入れる
- 出されたお茶を飲むのは、失礼
- ハンコは、上位者の方向に傾けて押す。
- 添付ファイルは、必ず圧縮してパスワードをかけ、別メールで送る
- エレベーターに乗る順番
- タクシーに乗る時の上座・下座
- 役職者には、役職名をつけて呼ぶのが礼儀>
- スーツ&ネクタイを着ないと失礼
- 飲み会では、上位者が来るまで飲み食いをしてはいけない
- 飲み会では、若手は上位者の傍に座ってはいけない
こうした理由が分からない、時代に合わない、慣習が残っています。
昔からやってるで押し切られてるものも多いですよね!
こういった古い慣習が残り続けると、新しく生まれたものにも伝染してしまいます。
例えば、最近増えてきたWeb会議にも、ビジネスマナーが増えてきています。
- 上位者より先にログアウトするのは失礼!
- オンライン会議に参加してる上司の顔を大きく映す!
- 在宅でも仕事だからとスーツを着る!
こういった
- 意味の分からないビジネスマナー
- 生産性やモチベーションを下げるだけのビジネスマナー
は、時間やコスト・気力を奪っていくだけのムダなマナーです。
上位者のプライドを守るためだけに続けているものが多いですよね。
こんなマナーは終わりにしましょう!
「仕事ごっこ ~その“あたりまえ"、いまどき必要ですか?」 には、まだまだ、"仕事ごっこ"になっている仕事や改善事例を紹介しています。
詳しくは、本書をご確認ください。
まとめ

本記事のまとめ
- 仕事のムダとは、職場に存在する意味や理由のないルールや慣習
- ムダを無くすには、やる意味を考え、やめることを決める
- 常に最新の情報にアップデートする
"仕事ごっこ"は、個人や企業のこれからの成長を妨げる、足かせになってしまいます。
- プライドを捨てる
- やる目的を考える
- やめること、減らすことを決める。
この3つをすれば、仕事ごっこを無くせます。
それぞれの立場で、それぞれが考え方をアップデートして変わっていけば、働き方の問題が解決できるはずです。
考え方は、会社・職場の狭い世界だけでは偏ってしまいます。
常にアップデートして、柔軟な発想で、いろんな視点で物事が判断できるようになるために、
本や新聞、ニュースアプリ、いろんなところで、情報を仕入れ、思考していきましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
それでは、また。
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